海と教会を巡る上五島ドライブ。お昼ご飯を食べて元気を回復させたら再開です。
午前中の様子はこちらです。
青砂ヶ浦天主堂
1910年に建設されたとは思えないらしっかりとした建物。大切にされてきていることが伝わってきます。
青い空にレンガが似合います。レンガを使うのも日本ならではかな。ヨーロッパではあまり見かけなかったような。
玄関のアーチは石で、ピリッとしたスパイスみたい。より落ち着いた雰囲気が出ています。
ヨーロッパの教会は内部はもちろん、外壁の装飾も派手なものが多くて。街並みも重厚感があるので教会が浮かないんですけど、こういう自然の中にある教会は、これぐらいすっきりとしている方が個人的に好みです。
内部は撮影不可なので、ステンドグラスを外から撮りました。今回巡った中では一番好きだった、優しい色のステンドグラスです。
木が使われている内装も新鮮。木って何もしなくても温もりを感じられるから、小さな教会にぴったりだと思います。
どの教会もそうでしたが、信者の方のミサ等に使う道具がおいてあり、宗教との距離が近い土地なんだなということを実感しました。
駐車場からの景色。穏やかな海がきれい。
大曽教会
もう一つ、レンガ造りで気になっていたのが大曽教会。
青砂ヶ浦天主堂からは車で20分ほどでした。青方港近くに車を止めて高台を登ります。
登りきって振り返るとけっこうな高さ。鎌倉もそうなんですけど、海×高台っていうシチュエーションが好きです。
こちらが大曽教会。さっきの青砂ヶ浦天主堂に比べると、建物の両側の通路が低くてよりこぢんまりとしていました。
こちらも内部は撮影禁止。木造の柱と彫刻の温かく、落ち着いた雰囲気です。天井が低いのも相まってか、ステンドグラスの光が全体を照らしていて幻想的でもある空間でした。
教会の前から見た景色。穏やかな港でした。海の色が深くて、よりいっそう静かな感じ。
変わらないでほしい景色
3つの天主堂と教会を見てきましたが、そのどれもが今なお信者の方によって使用・整備されている空間で、昔から大事にされているものが日常に根ざしている生活はとてもいいなと思いました。大切な空間をそっと見学させていただいている気持ちで、各教会を訪れていました。
頭ヶ島天主堂を含む遺産群が世界遺産に登録されると観光客の増加も避けられないとは思いますが、いつまでも一番に信者の方のそばにある穏やかな教会達であってほしいです。
次回更新は、忘れられないきれいさだった日島を紹介します。