夕空に背のび

特技はフットワークの軽さの(24)。読書と旅行と音楽と写真が好きです。主に東海・近畿をうろちょろしています。

【現代小説編】20代女子が選んだおすすめ小説2017

 

2017年に読んだ小説のうち、おすすめの現代小説をあげました。2017年に出版されたのではない本も含まれますがご了承ください。

 

そのほかのジャンルのおすすめ小説はこちら

【ファンタジー編】20代女子が読んだおすすめ小説2017 - 夕空に背のび

【ミステリー・SF編】20代女子が選んだおすすめ小説2017 - 夕空に背のび

 

 

朝井リョウ『何者』
何者 (新潮文庫)

何者 (新潮文庫)

 

 これはもうホラー。読み終わった瞬間朝井リョウとは友達になりたくないって思いました。どうしてこんな、私達が見えているのに見たくないことが書けるんだろう。もうやめてって感じ。物語中盤で瑞月が隆良に向かって言ったセリフは、ノートに書き写して見返しています。動くことの痛さと大切さを心に刻まれた一冊。

 

河野裕『ベイビー、グッドモーニング』 
ベイビー、グッドモーニング (角川文庫)

ベイビー、グッドモーニング (角川文庫)

 

  紹介文通り優しくて切ない物語。死神の行動が出会った人たちに少しずつ影響されていくところも好きです。河野裕さんの小説の登場人物は少しひねくれているのですが、そこが人間らしくて大好きです。

 

彩瀬まる『眠れない夜は体を脱いで』 
眠れない夜は体を脱いで (文芸書)

眠れない夜は体を脱いで (文芸書)

 

初彩瀬まる作品。ままならない毎日に、少しだけ違う世界とつながるのもいいなと思いました。文章、特に夕焼けの描写がすごく好きでこれからもっと読みたい作者の一人です。こういう日常のちょっとした、本当にどこにでもいそうな人や、どこにでもありそうな出来事を切り取った小説が好きになってきました。こういう小説を読むと何気ない日々がすっと美しくなるような気持になります。