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夕空に背伸び

特技はフットワークの軽さの(24)。読書と旅行と音楽と写真が好きです。主に東海・近畿をうろちょろしています。

読んだ本たちひとことレビュー 2018年6月編

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いろんな情報集めや読書が趣味なのだけど、とにかくアウトプットが大事なのでは…!?という思いに駆られたので、月刊読んだ本ひとことレビューを始めてみる。

 

6月に読んだ本11冊

 

未必のマクベス
未必のマクベス (ハヤカワ文庫JA)

未必のマクベス (ハヤカワ文庫JA)

 

本屋さんでものすごい熱さで売り出されていたので気になった。

ハードボイルド系小説なのかな?主人公が淡々としすぎていて、私はのめり込むほど読むことはできなかった。

 

勝手にふるえてろ
勝手にふるえてろ (文春文庫)

勝手にふるえてろ (文春文庫)

 

 恋愛苦手夢見系女子の暴走小説。

勢いがすごかったし、ところどころ主人公の思いと同化して消えたい…ってなった。松岡茉優で映画化しようとした人、正解すぎる。名前って大事だよねと思った。

 

チュベローズで待ってる AGE22 AGE32

 内定なし男子が家族を養うためにホストになるAGE22と、彼の就職後を書くAGE32の前後編。AGE22の方が人間味と現実味があって好き。近未来を描くのは難しい。

 

あと少し、もう少し
あと少し、もう少し (新潮文庫)

あと少し、もう少し (新潮文庫)

 

ばらばらの中学生男子たちが駅伝の県大会出場を目指す、スポーツ小説。不良あり、優等生あり、いいやつありと自分に似てる性格の人、一人はいるんじゃないかなと思う。

真剣に人や仲間に向き合うという感情に、どきりとさせられた。当たり前のことなんだけど、みんないろいろ抱えて生きてるんだなと実感する小説。今月のベスト。

 

駅伝ってチーム競技だけど走ってるときは一人だから、人物の気持ちを吐露させるのに向いているなあと思う。三浦しをんの『風が強く吹いている』も好き。

 

1440分の使い方
1440分の使い方 ──成功者たちの時間管理15の秘訣

1440分の使い方 ──成功者たちの時間管理15の秘訣

 

AmazonPrimereadingで読めた。Prime会員ってすごい。

to doリストを作らずにスケジュールを作ってやることをそこに埋め込む方法と、DMなんかの処理を「一度しか触らない」ルールを取り入れてみているけれど、なかなかよい。時間を意識した行動って大切。

こういう本を読むと最初はがんばるけど徐々に疲れちゃうのが悩み。ときどき読み返そう。

 

手紙
手紙 (文春文庫)

手紙 (文春文庫)

 

 犯罪加害者の兄と、彼から届く手紙に人生をがんじがらめにされる弟の物語。
こういう社会派テーマの東野圭吾作品には、胸に迫る現実味がある。もし自分が弟の立場だったら?弟が隣人や同僚、同じ保育所の保護者だったら?などと考えさせられる。犯罪加害者の家族もまた、犯罪被害者なのかな。

 

十六夜荘ノート
十六夜荘ノート (中公文庫)

十六夜荘ノート (中公文庫)

 

 やり手のビジネスマンと彼が相続した古いお屋敷をシェアハウスとして住む人達の話。

現代の話と交互に古いお屋敷の元々の持ち主の話がでてきてその昔の話は、おもしろかった。戦前〜戦後まで、激動なんて言葉では軽いぐらい、いろんなことがあった時代。あの時代があって今があるということに、私はもう少し関心をもたないといけないかな。

 

やさしい訴え
やさしい訴え (文春文庫)

やさしい訴え (文春文庫)

 

小川洋子作品にはまっていて、ちょこちょこ読んでいる。彼女の作品にひっそりと存在し続ける静かな空気が好き。

この小説も、登場人物の関係だけみるとけっこうドロドロの恋愛なのに、読後はなぜかしんとした静けさが漂っている。

 

君が夏を走らせる
君が夏を走らせる

君が夏を走らせる

 

『あと少し、もう少し』の登場人物で、高校生になった不良の大田が先輩の子供の面倒を1ヶ月だけみるという話。
中学生のときに真剣になることの楽しさを知ったけど受験に失敗し、落ちこぼれ高校で真面目にもなりきれず、不良にも戻りきれない大田。彼のがんばりが愛しい。知らない人を前に泣きわめく先輩の子供を前に、そりゃこんな金髪と一緒に過ごせと言われたら泣くよなーと妙に客観的であきらめている感じの大田は好きにならずにはいられないキャラだった。人のためにがんばれる人はいつだってすごくキラキラしている。

 

ほの暗い永久から出でて
ほの暗い永久から出でて 生と死を巡る対話

ほの暗い永久から出でて 生と死を巡る対話

 

作家と漢方医の生と死をテーマにした往復書簡。

どうして死ぬのか、最後は死ぬのになぜ生きるのかという、考えだしたらすっと深いところに落ちていきそうなテーマを扱っている作品。個人間のやりとりだからか、何か明白な答えがでるわけではないけれど興味深い話ばかりだった。

死生観がテーマだけど、いろんなところに話が飛ぶ。知識がある人とはこういうことをいうのだなと脱帽。人生経験が豊富になった頃にまた読んで考えたい。