通いたくなる街。日帰りで松本を散歩してきた。
ぽっかりと予定が空いた3連休の真ん中。
どこか行きたいなー日帰りがいいなー、できたらあんまり人が多くなくて、でもにぎやかさはあって、なんてわがままなことを思っていたけど突如思い立ちました。
そうだ、松本へ行こう。
松本へは名古屋からバスで約3時間30分。着いたのは11時でした。
カメラを首から下げていざ出発!
栞日
まず向かったのは、おしゃれなブックカフェとして旅行誌に掲載されていた栞日。
外観からおしゃれ度が高くて、しかもなんだか服屋さんみたい。合ってるのだろうかと思いながらこわごわ入店。
1階のレジでカレーセットを注文し、2階へ。
2階はとても落ち着いた雰囲気のブックカフェでした。いろんな引き出しや箱を利用した、でこぼこの本棚。そこに並べられたたくさんの本たち。窓はあるけど少し暗くて、秘密基地のような空間が広がっていました。
本日のカレー。何か聞くの忘れちゃった。小さめにカットされた野菜とピリ辛のルーが絶妙でおいしかったです。
他のお客さんもいらっしゃったけど、カメラのシャッター音1つで空間が壊れてしまいそうな静けさが心地いい。時々1階から聞こえてくる、店員さんやお客さんの楽しそうな笑い声にも癒されました。
松本市美術館
草間彌生の生誕の地である松本。美術館には彼女の常設展示があるということで行ってみました。
外のオブジェから草間彌生感がすごい。強い。外壁も水玉!
入場券を買って中に。図書室にあった草間彌生が手がけた不思議のアリスの展示も良かった。
彼女についての知識なんて全然なかったけど、題名と作品を交互に見てこれがあの人にとっての生命なんだな〜とか考えるのはいい時間でした。抽象芸術のことをしっかり鑑賞したのって初めてかもしれない。そして、水玉や立体物の底知れぬエネルギーを感じた後に突如やってくる「傷みのシャンデリア」という作品がとても胸に刺さりました。あんなに淋しくて綺麗で切ない空間を私は他に知らない。あの作品を見るためだけにまた行きたいです。
草間彌生の傷みのシャンデリアがあまりにもさみしくて綺麗で抜け出せない#松本市美術館
— 夕 (@yjam026) 2018年11月24日
旧松本高等学校
古い建築があると聞いたので美術館を出てさらに東へ。
大きな公園の中にあるのは旧松本高等学校。今でも図書館や地域住民の交流の場として使われているそう。こんなすてきな建物に図書館あるなんて完璧すぎる。通いたい。
当時を再現した、見学可能な教室のしっとり具合がとても良くて、ずっと写真を撮っていました。昔の学生は何を感じながら、この空間で学んでいたんだろ。
中庭にはイチョウが散っていて、物静かな雰囲気。なんか海外の学生寮ってこういう感じじゃない!?ってテンションが上がりました。
公園も良かったです。日常的に通いたい。
amijok
お散歩の後は甘いもの!
いろんなところで紹介されていたマフィン屋さんへ。
まず白湯が出てきて感動しました。外寒かったから温かいものがほしかったの。
カフェオレとかぼちゃとキャラメルとクルミのマフィンを注文。マグカップの深い青にひとめぼれしてこんなものがほしいと探しています。マフィンはふわふわでちょっと焦げ目がついているところカリカリで、とにかくおいしかった!こんなにおいしいマフィンは初めて。
あまりにおいしかったのでお土産用にもう一個。お店の方もとてもいい人でついつい長居したくなるあったかな空間でした。
何度でも通いたくなる街、松本
空も地面も商店街も。
遠くには高い山が見えるのびのびした空間で、人も温かい。そしてまだまだ気になるお店がいっぱい。
ふらりと行った松本は想像以上に素敵な場所で、何度でも通いたくなる街でした。今度はぽかぽかした季節に行きたいです。