夕空に背のび

夜とラムネ

読書と旅行と日常と

GWが終わったよ

f:id:yjam026:20200507082154p:image

 

とにかく長いなと思いながら過ごしたGWでした。2連休からの5.5連休で計7.5連休、ほぼ家にひきこもり。毎年恒例にしていた黒鷲旗も無くなり、帰省した時ぐらいしか会わない人たちにも当然会わず、長期休暇なのに日常が続いていくのは違和感でしかなかった。

とはいえ、それなりに日々を過ごしていたのは過ごしていたので、ちょっと何やったか振り返り。

 

お掃除にすべてをぶつける

年末は毎年まとまって掃除する時間がないので、今が私の年末!と意味わからないことを自分に言い聞かせながらほとんどずっと掃除をしていました。

お風呂もやったし換気扇もがっつり掃除した。もうウタマロ石鹸には足を向けて寝られない。

紙ものとか捨てられなかったものも写真を撮って処分。あとはクローゼットと書類系が残っているけど、それは5月中になんとかします。天気もよく、いつもより早く毛布やホットカーペットを仕舞えたので、もうお部屋は夏モードです。洗濯機も本当によく働いてた。

久しぶりにものを使い切って・食べきって捨てる熱が再燃したのも良かったな。旅行先で使う用に取ってある化粧品のサンプルたちも、古いものから使い始めてもいいかも。こういうことを考えると、心はあきらめと受容の段階に入っているのかもなと思います。この心理?なんていうんだっけな。と思ったけど仕事してたら普通に怒りが出てきてしまったよ。感情ジェットコースター。

 

水分大事

親からやたらと脱水注意スタンプが送られてきて、家にいると水分摂取してないなーと思い当たりました。家の中でも死なないとか言いながら、家で死んだら笑えない。

というわけで、タンブラーにお茶を作って夕飯までに飲み切るのを目標にしていました。朝ごはんの食器を洗っているときにお湯を沸かしてお茶をいれるという、新たな習慣を獲得。これは続けていきたいなと思って、ルピシアの福袋も注文しました。

 

前向き前向き!

引きこもりだと運動しなくなるので、ラジオ体操やダンスダイエット動画をやったりもしてみました。一番楽しかったのは、関ジャニの前向きスクリーム動画に合わせて一緒に踊ること。他のダンス動画だとできないのに、これだけは自然に左右反転して踊れるから笑ってしまった。昔友人から教えてもらったのがもうすでに左右反転バージョンだったみたい。素直に何回も踊ったら普通に筋肉痛になりました。アイドルの体力ってすごいんだな…。

 

お料理は程々

サムゲタン風煮込みとか炊き込みご飯、鮭の南蛮漬けとか作ってました。買いすぎていた食材を消費していくことに力を入れていた感じ。おかげで冷蔵庫がすっきりです。

作るのがめんどくさいときは551であるとき〜したり、焼きそばや袋麺に頼りました。コンビニも2回ぐらい行ったかな。どこにも行かないしと思って、食を我慢するのをしばらくやめています。顔がまるんとしてきたらどうしよう。

 

Switchがある生活

あつまれどうぶつの森はようやく島クリエイターが解放されたので、どういう島にしていこうか考え中。セクシーブルテイルっていう推理ゲームもやっていました。スプラトゥーン2の体験版もやったけど、シューティング下手なのと対戦型はあまり好きじゃないので製品版は買わないと思う。友人がめちゃくちゃはまっているポケモン剣盾はちょっと気になっています。

ゲームでいうと、パペットマペットさんがYoutubeチャンネル登録1周年の24時間配信をしていたので、ラジオ代わりに聞きっぱなしの日もありました。パペマペさんの配信のことはどこかでもうちょっと書きたい。

反対に?映画や本を読むこと、物語を摂取することはほとんどできなかったな。片付け中にこれ読みたいな〜っていうのは思ったんだけど。


f:id:yjam026:20200507124108j:image

f:id:yjam026:20200507124035j:image

ちなみに今の本棚。ここにいるのはほぼ一軍。

 

まんがは動物のお医者さんだけ全話読みました。チョビかわいい。

 

通話したりラインしたり

普段人と密に連絡を取るタイプではないのですが、自分比でLINEとかの頻度が上がりました。なかなか会えない友人と通話するのも楽しいしありがたい。一人暮らしの人が周りにほぼ皆無なので、家族の時間のじゃまになってないといいなと思いつつも、やっぱり話せるのは嬉しい。早く直接会いたいし美味しいもの食べたいし、もっとくだらない話がしたい。そのために自粛してるんだと自分に言い聞かせています。

 

振り返るとけっこういろいろやっていたかな。自分的には、寝てゲームして寝てゲームしてを繰り返してた印象だけど、そこまででもなかった。これが一生で一度の不思議なGWでありますように。

 

 

シテ建築遺産博物館と迷子のルーブル 60kmのパリ散歩Vol.2

初めての海外1人旅記録ようやく2記事目です。

 

前回の記事はこちら。


yjam026.hatenablog.com

 

建築博物館で大興奮

登ったことがないと思いこんで凱旋門を登りきり、さすがに若干疲れたのでメトロでパリ建築美術館へ。

ミュージアムパスが使える施設で何となく興味のあるところという、非常にぼんやりした基準で決めた行き先でしたがとても良かったです。

チケット売り場でパスを見せて入場券をもらい入ってみると、まず気がついたのは人がいない!世界屈指の観光都市パリですが、なぜか観光客がほぼおらず。

 


f:id:yjam026:20200321214536j:image

f:id:yjam026:20200321214546j:image

f:id:yjam026:20200321214539j:image

f:id:yjam026:20200321214543j:image

おかげでじっくりと建築模型を眺めることができました。 めちゃくちゃ精巧な造りの模型大好き。写真にはうまく写せてないけど、ステンドグラスまでかなり細かく再現されているんですよ、最高。

 


f:id:yjam026:20200321214619j:image

f:id:yjam026:20200321214622j:image

f:id:yjam026:20200321214616j:image

 もちろんフランスの名宗教建築を模した他の展示物も素晴らしい。2階は現代建築の展示なんかもしていて、そこにもまたかっこいい模型がたくさんあって、1日中眺めていられそうでした。オペラ座の断面模型とか最高。ミュージアムパスの有効期限が長ければ、滞在中に再訪したかった。

働いている方もフレンドリーで、じっくり見学して出てきたら2階も見た?良かったでしょ?って話しかけてくれました。

 

f:id:yjam026:20200321214824j:image

窓からエッフェル塔を一人じめできるのも良かったです。贅沢な眺め……。今回の旅でエッフェル塔に1番近づいた時間でした。

 

迷子のルーブル

f:id:yjam026:20200321214829j:image
f:id:yjam026:20200321214818j:image

人の少ない場所で元気になったら、今度は人がとっても多い場所へ。いつ見てもルーブルはまず大きさにびびる。

 


f:id:yjam026:20200321214821j:image

ヨーロッパの建築物ってとにかく天井まできらきらしないと気がすまないのかなっていつも思う。ヴェルサイユ宮殿とか、よくその豪華さのなかで寝れるねみたいな部屋いっぱいあったな。

 


f:id:yjam026:20200321214836j:image 

反対側の建物まで全部美術館なんて信じられない。規模の大きさにくらくらする。

 

5年前に来たときはとにかく迷子になり、地上に地下に右往左往という感じでしたが、今回もやっぱりずっと迷っていました。同じ道を3回は通った。モナ・リザに辿り着けなさすぎる。

そしてこういう有名な美術作品がたくさんある美術館は、ついつい知っているものを探してスタンプラリー気分になってしまう。教科書にのってた作品が目の前にある不思議。もっと時代とか作風とかに着目して見れるようになるといいんだけど、ミーハー心が抑えられない。

 


f:id:yjam026:20200324065427j:image

f:id:yjam026:20200324065425j:image

彫刻ではサモトラケのニケとミロのヴィーナスが好き。学生時代に評論文のテキストかなんかで読んだ「ミロのヴィーナスは両腕を失ったからこそ美しい」という一文がなぜか忘れられなくて、ずっと特別な存在。

 

海外の人が絵画や彫刻と同じポーズで写真を撮ろうとしているのも見ていて楽しい。こういうところに国民性って出るのかな。

 

f:id:yjam026:20200321215058j:image

早めの晩ごはんはルーブルの地下のフードコートで。パエリアがスペインで食べたのに近い味でビックリした。 1人だとご飯食べる場所に困るけどこういうところは気楽でいいな。

 

ホテルまで約30分の散歩

f:id:yjam026:20200321214921j:image

f:id:yjam026:20200321214918j:image

パエリアが多くてお腹いっぱいになったのでホテルまで歩いて戻ることにしました。

 


f:id:yjam026:20200321215135j:image

f:id:yjam026:20200321215133j:image

ショップがおしゃれで歩いているだけで楽しい。カラフルなのに統一性が感じられるのは落ち着いた色味だからなのかな。

 

f:id:yjam026:20200321215253j:image

道中見つけたよさげな教会。

 

f:id:yjam026:20200321215257j:image
f:id:yjam026:20200321215301j:image

 入ってみると天井がかわいくてときめきました。あいにく修復中だったので中央通路しか通れなかったのですが、適度なほの暗さとギラギラ過ぎない壁の装飾を眺めている内にのんびりした気持ちになってきて、しばらくゆっくりした時間を過ごしました。時間を気にせず居たい場所にいられるのは1人旅の良さだなあ。

 

次の記事に続きます。 

東京に住んでいる気がした週末

f:id:yjam026:20200209182719p:image

 

週半ばから来ていた東京での仕事が終わったのは、金曜日の20時頃。「お疲れ様でした」と挨拶を交わし、荷物を片手に宿泊先へ向かう。出張中はずっと人と一緒にいるから、こうして一人になれる時間になると少しほっとする。

 

今回の宿は『ファーストキャビン築地』。そういや、先月に東京旅行したときも銀座付近に泊まったななんて歩きながら思い出す。

f:id:yjam026:20200209183801j:image

部屋はコンパクトなビジネスクラスキャビン。コンパクトと言いながらも天井は高く、体も大きくないのでこのサイズで十分でした。隣のキャビンの音もほとんど聞こえない。嬉しいのが大浴場があるところ。久しぶりにお湯の中で足を伸ばすとすごくリラックスできました。お風呂文化のある国に生まれて良かった。

 

 

明日はどこに行こうかな、せっかくだしおしゃれ朝ごはんに行きたいな、と思いながらゲーム実況を見ていたら寝落ちしていました。余談だけど最近は龍が如く極にはまっています。映像を見るときは基本的に誰かとしゃべりながら見たいタイプで、ゲーム実況はずっと話しながらゲームをしてくれるから、けっこうよく見るジャンル。メタ的思考が好きなんだと思う。 ゲーム自体も物語があるものなのでかなり好きです。

 

そして起きたら8時。個人的に旅行先で起きるのとしてはちょっとありえない時間。6時には起きるつもりだったのになあと思いつつ、誰にも迷惑をかけないからいいやと、近くのコンビニで朝ごはんを買ってラウンジでもそもそと食べる。こういうときはちょっと高いヨーグルトを買っちゃう。旅行だもの。

 

電車に乗って向かったのは森美術館。この間の塩田千春展といい、今回の未来と芸術展といい、興味のある企画がかなり多い。東京に住んでいたら年パスを買っているに違いない。

 

f:id:yjam026:20200209190059j:image
f:id:yjam026:20200209190107j:image

地球環境が変わる中での持続的な都市の模索。サスティナブルな資材の可能性。そんなことを考えながら前半の展示を見ていた。もう少し理系が得意であれば、都市作りを学んでみたかったな。しかし海の上に都市を作るのも、ビルを際限なく複雑な構造にするのも、津波地震がないからできるものなのではないのかなと思った。

 

f:id:yjam026:20200209190104j:image

AIは興味がある分野の1つ。芸術や倫理的な問題に関わってくると、いろいろと考えてしまうな。無機質なロボットに看取られるのは寂しいと今は思うけど、これから社会や自分の価値観も変わっていくのかもしれない。頭で考えることと情はどうしても乖離してくる。

 

f:id:yjam026:20200209185931j:image
f:id:yjam026:20200209185937j:image

難しく考えるのとは別で、充電中のロボットがかわいかった。日本人はロボットにも感情移入しがちと聞いたことはあるけれど、こんなん誰だってかわいく思うでしょ。家の中を着いてきたら絶対抱っこしちゃう。

 

他にもシェアチルドレンやAIとの暮らし、再生医療など、遅かれ早かれ議論が進んでいくであろう問題が数多く提起されていて、非常に考えさせられる時間でした。社会がどういう方向に進むとしても、自分なりの価値観や考えを確認しておくことは大事だなあと思う。哲学的な問題を考えるのは楽しいし、いずれ誰かと意見を交換しあってみたい。

 

f:id:yjam026:20200209194650j:image

美術館に3時間近くいてお腹が空いたので、お昼はグーグルマップの行きたい所リストに入れていた、六本木のシンガポール料理屋でさくっと。チキンが柔らかくて美味しかった。何ソースかわからないけど、1番右の黒いのから東南アジアみを感じました。

最近はいろんな人のツイッターやブログを読んで、行きたいと思った所をひたすらグーグルマップに登録している。東京に住んでらっしゃる方が多いので、東京のピンばっか増えていますが……。こうしておくと、この辺美味しいお店ないかな〜って探すのにとても便利。

 

その後は蔵前に移動してぶらぶら散歩。素敵なカフェや焼き菓子屋さんがたくさんあるエリアと聞いていたので、どこかで本が読みたいなと思ったものの、店先にまで人が並んでいる所ばかり。こういう時は東京は人が多いな〜と思ってしまう。

 

f:id:yjam026:20200209200657j:image

結局、落ち着いて過ごせそうな『蕪木』でコーヒータイム。

f:id:yjam026:20200209200710j:image

コーヒーとそれに合うチョコレートが一押しとのことだったので頼んだら、初めての食体験が味わえました。酸味のあるチョコを食べてからコーヒーを飲むと、コーヒー単体で飲むのとは全然違う味が口の中に広がって衝撃。奥が深そうな世界だ……。

読書をしながらゆっくりすること1時間ちょっと。友人との待ち合わせにはまだ時間があるけど、特に行きたい場所はないなあとぼんやり。お店の方が丁寧にコーヒーを淹れたり銅のポット扱ったりしているのを眺めていたら、無性にヨーロッパの古道具が見たくなってしまいました。検索するも閉店時間が迫っていたりして、行きたいなと思える店舗がなく。そういえば欲しい本があったなと取り扱い店舗に行ってみることに。

 

f:id:yjam026:20200209202224j:image

スカイツリーを横目にてくてくと歩く。大好きな青の電飾がきれい。大きい建物がいつでも見られる範囲にあるから、その点は東京がうらやましい。

 

結論から言うと、欲しい本は発売初日に完売していたのですが(増刷もしないということで無念極まりない)、『本を贈る』の著者の1人、橋本亮二さんの本を手に入れました。大切に読むんだ。

f:id:yjam026:20200209205053j:image

 

この後はラーメンを食べて友人と合流。

f:id:yjam026:20200209205120j:image

楽しい鑑賞会のお供は、『アトリエうかい』のクッキー缶にしました。見た目もかわいいし、どれを食べてもさくさくのほろほろでおいしい。素材1つ1つの主張が強くて、ジューシーだったり甘酸っぱかったり、いろんな味が楽しめるのも良かったな。

いうて日付が変わる前に就寝したんですけども。


f:id:yjam026:20200209205231j:image

シンガポールからのお土産ももらった。いつもありがとね。おいしそうなお茶とコーヒーなので、お家でゆっくりするときにいただきます。

 

f:id:yjam026:20200209202930j:image

次の日起きてからもずっと鑑賞会をしていて、お腹が空いたので宅配でタイご飯。この東京滞在中、アジア料理ばっか食べてるな。独特のクセが好きなんですよね。食の好みに関してはヨーロッパ≦アジアかもしれない。


f:id:yjam026:20200209202926j:image

ふとした会話から猫カフェ行きたくない!?となり、勢い余って行ってきました。さっきまであんなにゴロゴロしていたのに、行動力がすごい。ずっと猫と触れ合いたかったから嬉しかった〜。おもちゃを無視していく自由さに癒やされた。やっぱり来世は日向ぼっこしながら伸び伸びできる猫がいいな。

 

この週末は「ここに来たからには〜するべき」ではなくて、自分の「今これがしたい」にしたがって動けたような感じがした。私にとって東京は、よその土地で観光地なんだけど、今回はまるで住んでいるかのように身軽に、行きたいと思う衝動に身を任せることができた。社会に生きている以上、いつもいつも軽やかにというわけにはいかないけれど、休日ぐらい自分の興味本位で突き進むのがいいな。来月の東京はどこに行こう。

104冊から選ぶベスト7冊2019

f:id:yjam026:20191231150039p:image

 

今年も本を読む手が止まりませんでした。

漫画も含め、読んだ冊数は全104冊。

ありがたいことに2週間×2の海外出張があったので昨年よりも数は少なめですが、その分飛行機内で映画を見られたのでそれはそれで良しかな。

以下、順不同のベスト7冊です。

 

2019年のベスト7

 

白夜行
白夜行 (集英社文庫)

白夜行 (集英社文庫)

 

言わずとしれた名作。ラストシーンがずっと胸に残っていて、10年ぶりくらいに再読しました。

昔読んだときより今の方が、ずっとエグくて悲しくて淋しい物語だと感じた。雪穂と亮司にとっての幸せってなんだったんだろうとずっと考えてしまった。

 

TOWN 
TOWN

TOWN

  • 作者:市橋 織江
  • 出版社/メーカー: パイインターナショナル
  • 発売日: 2017/12/11
  • メディア: ハードカバー
 

名古屋で宿泊したランプライトブックスホテルの部屋にあった写真集。

プラスチックカップが道端に転がっているのを撮した1枚に、胸がぎゅっと締め付けられた。そんな些細な日常の1コマ、それもゴミが捨てられているだけの景色に目を向けて残そうという人がいること、そういう視点で世界を見てもいいのだということ。大げさですが、救われたような気がしたのでした。

 

裸一貫!つづ井さん
裸一貫!  つづ井さん 1

裸一貫! つづ井さん 1

  • 作者:つづ井
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2019/09/11
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

待望の新刊。

相変わらず日常を全力で、自分たちの力で楽しくさせるつづ井さんとご友人達が大好きです。どのページを読んでも元気が出てくるので、常にiPhoneKindleアプリに入っています。

 

違国日記
違国日記 1-5巻 新品セット

違国日記 1-5巻 新品セット

 

この漫画にも胸が締め付けられた。他者のことを理解できずとも一緒にいることはできると常日ごろぼんやり思っているのですが、その思考の一部分が言語化されたなあと読んでいて思いました。理解し合えなくても誠実に向き合う努力はしていたい。

 

侍女の物語  
侍女の物語 (ハヤカワepi文庫)

侍女の物語 (ハヤカワepi文庫)

 

近未来ディストピア小説

ただただ面白くてぞっとした。すべての感情を抜きにして考えたら、人類が生き残るためには、この小説の世界が一つの解なんだろうなと思った。

 

進撃の巨人
進撃の巨人(30) (講談社コミックス)

進撃の巨人(30) (講談社コミックス)

  • 作者:諫山 創
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2019/12/09
  • メディア: コミック
 

流行に乗って無料キャンペーンで一気読みしました。

絶望からの絶望からの、更に絶望。書いているの本当に人間?って疑いたくなる程、話が進むごとに辛くなる。29巻からは電子で買ってるんですが、マーレ編ぐらいから読み直さないと話についていけなくなってきました。

 

本を贈る  
本を贈る

本を贈る

 

本を作り世の中に届けることに携わっている人たちのエッセイ集。

本に生かされてきた私にとって至極の1冊。今手元にある大好きな本達が、より一層愛おしいものに感じました。Kindleを導入して電子書籍も買うようになったけど、いつまでも読み返したいものは紙の本で持っておきたいなと思うようになった。

 

以上、2019年のベスト7冊でした。

Kindle paperwhiteを年末に手に入れたので、2020年はもっと貪欲に本を読んでいきたいです。

 

2018年編はこちら。

130冊から選ぶベスト10冊2018 - 夜とラムネ

秋の奈良ピクニック

今年は紅葉狩りの予定ないな〜と思っていたところに、奈良ブロガーのゆのじちゃんがつぶやいていた奈良ピクニック。奈良でまったりピクニック!って絶対楽しいやつだ!!と思って速攻でいいねを押しました。いつも無駄にいいね早くて怖いよねごめんね。

 

というわけで、11月の秋晴れの日に奈良でピクニックをしてきました。

 

奈良ピクニック

参加したのはこちらの企画。

秋の奈良でトキメキをさがす「kashimashi picnic」 | DEEPな「奈良旅」の情報サイト ASUNARA

 

おいなりさんやフィナンシェをゲットして、ならまちギャラリーへ。あ、事前にゆのちゃんがいっぱい教えてくれた美味しいもの、全然食べ尽くせてないからまた奈良行かなきゃ。

ギャラリーでやっていた展示が可愛くてね……こういう雑貨は確実に沼への入り口なので気をつけなければいけない。

 

プランに含まれていたカシマシグッズの中から、私はnokkonicoさんのイヤリングをいただきました。光に当たるときらきらしてかわいい!

f:id:yjam026:20191229000608j:image

f:id:yjam026:20191229000613j:image

 

 

ピクニックグッズを受け取ったらいざ奈良ピクニック!

f:id:yjam026:20191228235455j:image

かなり本格的なアウトドア製品を貸し出していただきました。見てください。このセット。並べるだけでこんなにおしゃれ。


f:id:yjam026:20191228235450j:image

ゆのちゃんが持ってきてくれたナプキンにお菓子を並べるとさらに映え。


f:id:yjam026:20191228235443j:image

こんなに阿修羅が多いの生まれて初めて。


f:id:yjam026:20191228235458j:image

おいしいコーヒーの入れ方を読みながら、コーヒー豆をごりごり。ゆったりとコーヒーを入れるの、心が落ち着く。


f:id:yjam026:20191228235452j:image

出来上がったコーヒーをかわいいタンブラーにいれて、おいしいおやつやお稲荷さんを食べて、後はひたすらおしゃべりタイム。


f:id:yjam026:20191228235439j:image 

こんなきれいな紅葉の下でピクニックするの、本当に贅沢。

 
f:id:yjam026:20191228235501j:image

ゆのちゃんのこばも楽しそう。もふもふって心癒やされる。私ももふもふの子ほしいな。

 

 

ゆのちゃんから九州のお土産とお誕生日プレゼントもいただきました!本当にいつもありがとう!

 

瑜伽神社

ピクニックセットを返却した後に、ゆのちゃんに高台のある神社に連れてきてもらいました。

 

f:id:yjam026:20191229140652j:image

f:id:yjam026:20191229140656j:image

紅葉がちょうど見頃でした。暗い光で撮るの難しい。けど好きだな。


f:id:yjam026:20191229140649j:image 

写真を撮るときに自分の色ってどんなんだろうって考えるようになった。


f:id:yjam026:20191229140659j:image
f:id:yjam026:20191229140702j:image

ぼけちゃったけど好きな写真。

 

そして最後はコムゴンに。ここに通うために奈良に住みたいレベルで好き。

 

のんびりピクニックは最高 

晴れた日に美味しい飲み物とおやつを持って、いいアウトドアグッズを使って、のんびりとおしゃべりするのはとても楽しかった。外にいるだけで開放的な気持ちになれるからかな。今回は秋だったけど、春にもまたやりたいな。ピクニック、はまりそうです。

小浜島のはいむるぶしでのんびり夏休み

毎年どこかに行きたくなる夏休み。しかし今年はまさかの全日仕事。ということで、10月に遅めの夏休みをもらって、両親と小浜島のはいむるぶしに行ってきました。

大人になって初めてのリゾートステイ、最高に贅沢な休日でした。

 

f:id:yjam026:20191123114754j:image

 

関西空港でおやつをゲット

関空から石垣島へ直行便で飛び、さらに石垣港から船で小浜島へ。

f:id:yjam026:20191123115115j:image

関空・伊丹・神戸空港限定のバトンドールがとてもおいしかった!空港で父の好物の赤福と、母と私用のちょっといいおやつを買うのが我が家の定番です。泳いで疲れた体にしみるんですよ赤福。おすすめです。

 

オーシャンビュープレミアルーム

f:id:yjam026:20191123115038j:image

エキストラベッドがちょこんとあるのが何ともかわいい。どのベッドもふかふかでよかったです。スーツケース2つ広げても余裕のある広さ。

f:id:yjam026:20191123200301j:image

泳いでる人がいない海が見渡せるの!テンション上がる!
f:id:yjam026:20191123115042j:image

ウェルカムドリンクもあったよ。

 

ゴルフカートで走り回る

敷地が広すぎるので、フロントやビーチへの移動はゴルフカート。普通免許があるなら運転OKだったから、1年ぶりにハンドルを握りました。あんまりスピード出ない小さな乗り物を運転するのは楽しい。うちのカートだけなぜか発車がロデオみたいな勢いで、毎回うわあってリアクション取ってました。

 

滞在中のご飯のこと

今回の旅行は3泊4日。その間ほぼずっとはいむるぶしにこもってました。

ビーチ近くの海CAFEが良すぎて滞在中のお昼はほぼここで。

f:id:yjam026:20191123120052j:image

ローストビーフバーガー。付け合わせがコーンチップな所がおしゃれ感。

f:id:yjam026:20191123115645j:image

沖縄といえばブルーシール。ホットミルクティーは甘々で、泳ぎ疲れた体に染み渡る。ホットチャイもスパイシーでおいしかったです。
f:id:yjam026:20191123115642j:image
f:id:yjam026:20191123115637j:image

このテントでころころしながらうたた寝するの絶対気持ちいい。私達は直接浜で見たので行きませんでしたが、夜は星CAFEになってて星も楽しめるそうです。

 

朝と夜はメイン棟にあるレストラン。

f:id:yjam026:20191123194632j:image
f:id:yjam026:20191123194629j:image
f:id:yjam026:20191123194635j:image

沖縄料理が並ぶバイキングや石垣牛のすき焼きを食べました。グルクンのみりん干しがおいしかったな〜。

朝ごはんのバイキングも日替わりでいろんな料理が出てきて、毎日飽きずに食べました。ホテルステイはどうしても朝ごはんから食べすぎてしまうけど、めちゃくちゃ泳ぐからカロリーは0です。

 

浜辺でまったり

f:id:yjam026:20191123115949j:image

この透明度!白い砂浜と青い海がどこまでも続いていて、きゅんきゅんした。夏休み期間じゃないからか、そんなに人が多くなくてのんびりできました。


f:id:yjam026:20191123114541j:image
f:id:yjam026:20191123115946j:image

遠浅の海で、潮が引いていると大人の足首くらいの深さしかなくて。ずっと浮き輪でぷかぷか浮いてました。いくつになってもこの海が好きだな。

 

朝焼けや星の時間もビーチにいました。

f:id:yjam026:20191123195216j:image
f:id:yjam026:20191123195442j:image
f:id:yjam026:20191123195229j:image
f:id:yjam026:20191123195234j:image

父とひたすら撮影会。よくあるカメラ向け合って撮るやつも撮った。

 

f:id:yjam026:20191123195608j:image

ハンモック気持ちよかった〜。1日寝れる。


f:id:yjam026:20191123195222j:image

沖縄とか阿智村とか、いろいろ星がきれいな所に行ったつもりだったけど、人生で一番きれいな星空だった。降るように、ってまさにこの状況。すごいとしか言えなかった。

感動して次の日もいそいそと見に行ったけど、月が明るくて思ったよりは見えず。


f:id:yjam026:20191123195219j:image
f:id:yjam026:20191123195213j:image

このランプがかわいくて、父と撮影会を開催してたら母が呆れてました。

 

f:id:yjam026:20191123195750j:image
f:id:yjam026:20191123195756j:image

別の場所から夕焼けも。こっちは遊泳禁止の場所。ここの近くには馬も飼育されていました。本当に敷地が広すぎ。

さすがに写真はないけど大浴場もオーシャンビュー。潮風を浴びながら入る露天風呂がとても気持ちよかったです。

 

かわいいシーサーもいっぱい

f:id:yjam026:20191123120410j:image
f:id:yjam026:20191123120406j:image

このシーサー達は時々お着替えするらしい。 
f:id:yjam026:20191123120413j:image
f:id:yjam026:20191123120333j:image

小さい子たちもかわいい〜。
f:id:yjam026:20191123120337j:image
f:id:yjam026:20191123120346j:image
f:id:yjam026:20191123120356j:image
f:id:yjam026:20191123120401j:image
f:id:yjam026:20191123114624j:image

もはやスタンプラリー状態。シーサー好きの母が大興奮してた。

 

 

1回だけシュノーケルツアーに行ったぐらいで、後はずーーーっとホテルにこもっていたけど、とても楽しかった。

私が小さい頃からずっと、沖縄のホテルでのんびりするっていうのが我が家の旅行の定番スタイル。今回はそんな沖縄での夏休みを久しぶりに味わえてよかったな。親と一緒に行く旅行はいろんなものが見えて、大人になったからこそ味わい深い。今後も2年に1回ぐらい家族旅行ができたらいいな。

初めての海外1人旅 60kmのパリ散歩Vol.1

今年こそはやってみたいと思っていた一人海外。初めてだし、英語もそんなにできるわけでもないし、台湾あたりがいいかな〜なんて呑気に思っていたのは年始頃。

紆余曲折があり、気がつけばGWに1人でパリに行くことになりました。ちなみに5年ぶり2回目のパリです。

 

4泊5日で総歩行距離は60km超え(iphone調べ)。せっかくなのでゆるゆる旅行記事を書きたいと思います。

 

5年ぶりのパリに到着

パリに着いたのは夕方。飛行機が遅延したこともあり、出だしから少々疲れ気味。

オルリー空港からバスに乗り、モンパルナス駅へ。チケットはバス車内で買うと微妙に高いので、列に並んでいる間に係のお姉さんから買う仕組み。後から知ったけどオンラインでも買えるのね。

 

今回のホテルはモンパルナス駅から徒歩3分ぐらいのセントラルホテルパリ。シングルを予約していたけど、フロントのおじさんがにこにこと「グレードアップしたよ!」と。

f:id:yjam026:20191121210728j:image

どーん。ダブルベッドになってました。ベッドで転がるの好きだから嬉しい。デスクもあったし、最大サイズのスーツケースも広げられるし言うことなしの部屋でした。お湯もちゃんと出たよ。

この日は近くのモノプリに朝ごはんの買い出しに行き、駅で買ったサンドイッチを食べて就寝。

 

ミュージアムパスを入手

起きたらいい天気!早速行動を開始。

まずはメトロの切符を手に入れ、オーランジュリー美術館へ。切符は10枚券を買うと安かったのでそれにしました。1日乗り放題券でも良かったけどめちゃくちゃ歩く気だったので。

 

f:id:yjam026:20191121210725j:image

遠くにエッフェル塔!パリだー!1歩目を反対方向に踏み出すという謎の特技をこの日も発揮していたけど、エッフェル塔を見るとそんなミスも吹き飛ぶほどテンションが上がる。うろうろしたおかげで初っ端からセーヌ河沿いをぶらつくっていう、いかにもパリなことができたからよし。途中でアジア系の男性に声かけられたから、めちゃくちゃビビって全力で早歩きした。

 


f:id:yjam026:20191121211337j:image

美術館で無事ミュージアムパスをゲット(写真撮ったのは凱旋門)。滞在4日目がメーデーで美術館が軒並み閉館することもあり2日券にしました。2日間で何施設回れるかな〜。

 

オーランジュリー美術館

f:id:yjam026:20191121210718j:image

初めてのオーランジュリー美術館。モネの睡蓮のために設計されたからか映える。地中美術館の1点勝負もいいけど、部屋の四方全部モネっていうのも贅沢でいいなあ。睡蓮ってこんなにいろんな色彩の作品があるのかとびっくりした。ちょっと暗めのが好み。ジヴォルニーに行きたくなった。


f:id:yjam026:20191121210710j:image

こうやって模写してる人がそこら辺にいると海外の美術館だなと思う。生活の一部としてアートが根付いている感じ。そしてみんな大体上手。

 

オー・シャンゼリーゼしてみる

f:id:yjam026:20191121210721j:image

f:id:yjam026:20191121210739j:image

歩いても歩いてもエッフェル塔がチラ見え。パリに来たんだな〜ってじわじわ実感した。

 

f:id:yjam026:20191121210731j:image

高級ブランド街に紛れ込んだりもした。方向だけあってればいいや〜とぶらぶら。

今回は一人なのでこういう建物や町並みの写真が山ほどある。いまだに整理しきれてません。

 

f:id:yjam026:20191121210900j:imagef:id:yjam026:20191121211947j:image

シャンゼリゼ通りを闊歩。途中で力尽きてマクドナルドに入る。マクドはどの国で入ってもマクドだからいいよね。冒険はしたいけど安心感も大事にしていきたい。

 

凱旋門との再会

f:id:yjam026:20191121210904j:image

近づいてきましたよ!凱旋門!ここで写真撮るのわりと命がけ。


f:id:yjam026:20191121210715j:image

近くで見てもかっこいいな!5年前はこの道路を渡る方法がわからなくて、20分ぐらい右往左往した。さすがに今回はすんなりと地下通路への入り口を見つけました。

 

f:id:yjam026:20191121210733j:image

ミュージアムパスで登れたので、前来たときは登ってないよねと螺旋階段をひたすら上がる。高いところがあると挑戦せずにはいられない。途中から足が辛くなるも、止まれないのでどんどん登る。しかしじわじわ感じる懐かしさ……。途中でミュージアムショップ挟んでくるんだよね、そうそう。うん、見たことあるね……?



f:id:yjam026:20191121210707j:image

登りきったと同時にこの景色やっぱり見たことあるー!!となった。5年前に登ってた。あの時の旅行はありとあらゆる高い所に登りつくしてたのに、なんで忘れてたんだろ。でもパリ市内を一望できて気持ちがいいから良し。凱旋門を中心として四方八方に道が伸びている様子が好き。整備された街ならではのかっこよさってあるよなあ。

 

Vol.2に続きます。