104冊から選ぶベスト7冊2019
今年も本を読む手が止まりませんでした。
漫画も含め、読んだ冊数は全104冊。
ありがたいことに2週間×2の海外出張があったので昨年よりも数は少なめですが、その分飛行機内で映画を見られたのでそれはそれで良しかな。
以下、順不同のベスト7冊です。
2019年のベスト7
白夜行
言わずとしれた名作。ラストシーンがずっと胸に残っていて、10年ぶりくらいに再読しました。
昔読んだときより今の方が、ずっとエグくて悲しくて淋しい物語だと感じた。雪穂と亮司にとっての幸せってなんだったんだろうとずっと考えてしまった。
TOWN
名古屋で宿泊したランプライトブックスホテルの部屋にあった写真集。
プラスチックカップが道端に転がっているのを撮した1枚に、胸がぎゅっと締め付けられた。そんな些細な日常の1コマ、それもゴミが捨てられているだけの景色に目を向けて残そうという人がいること、そういう視点で世界を見てもいいのだということ。大げさですが、救われたような気がしたのでした。
裸一貫!つづ井さん
待望の新刊。
相変わらず日常を全力で、自分たちの力で楽しくさせるつづ井さんとご友人達が大好きです。どのページを読んでも元気が出てくるので、常にiPhoneのKindleアプリに入っています。
違国日記
この漫画にも胸が締め付けられた。他者のことを理解できずとも一緒にいることはできると常日ごろぼんやり思っているのですが、その思考の一部分が言語化されたなあと読んでいて思いました。理解し合えなくても誠実に向き合う努力はしていたい。
侍女の物語
近未来ディストピア小説。
ただただ面白くてぞっとした。すべての感情を抜きにして考えたら、人類が生き残るためには、この小説の世界が一つの解なんだろうなと思った。
進撃の巨人
流行に乗って無料キャンペーンで一気読みしました。
絶望からの絶望からの、更に絶望。書いているの本当に人間?って疑いたくなる程、話が進むごとに辛くなる。29巻からは電子で買ってるんですが、マーレ編ぐらいから読み直さないと話についていけなくなってきました。
本を贈る
本を作り世の中に届けることに携わっている人たちのエッセイ集。
本に生かされてきた私にとって至極の1冊。今手元にある大好きな本達が、より一層愛おしいものに感じました。Kindleを導入して電子書籍も買うようになったけど、いつまでも読み返したいものは紙の本で持っておきたいなと思うようになった。
以上、2019年のベスト7冊でした。
Kindle paperwhiteを年末に手に入れたので、2020年はもっと貪欲に本を読んでいきたいです。
2018年編はこちら。