私の思う幸せなひととき
茉莉子さんの交換日記企画に参加させていただいています。
自分じゃ思いつかないお題がたくさんあって、読むのも考えるのも楽しい素敵な企画!(内省好きにはもってこいだったりもしています)
茉莉子さんの記事はこちらから。
2つ目のお題は「あなたの思う幸せなひととき」
箇条書きにしたらいっぱいあって笑っちゃった。
私の中では「日常」と「旅」と、どちらも同じくらい大切だから、 両方でのひとときを書かせてください。
日常でのひととき
・香りの良いあたたかい飲み物をぼーっと飲むとき
ステイホームな1年で気づいたんですが、飲み物に課金すると心が落ち着く。食べ物より飲み物。ルピシアの福袋はもう絶対買うことに決めているし、今はブックオブティーを手に入れる口実を探しています。
・アズキの力を目と肩に乗っけて放心している瞬間
あたたかいは正義。そこにふわもこの毛布があれば言うことなし。基本的に肌触りの良いものに囲まれていたい。
・天気がいい平日の昼間の電車
私にとっての幸せの象徴。あたたかくて穏やかで、無邪気にどこまでも行けてしまいそうな気持ちになる。陽だまりが好きなのです。
・ふっと本に入り込めた瞬間
周りの音と雑念が消えて、目の前に浮かぶ言葉をただ味わうことのできる瞬間がたまにある。言葉の意味とかじゃなくて、感覚と感情が流れ込んでくるとき。そういう作品に出会えることは本当に幸福で、この瞬間のために本を読んでいる。
・長電話
これもステイホーム期間中に知った幸せ。「同じ空間にいても別々のことをする」という概念が、私にとっての最高みたいなものなんだけど、長電話もそれに近くて好きだなって思った。空間は違っても時間を共有する、ゆるやかなつながり。どんなシチュエーションでも好きだけど、ずっと通話を繋いで思ったことをぽつりぽつりと話すのと、お布団にくるまって声を聞いているのが一番幸せ。あ、ゲームしながらも好きです。
・大きな作品や建造物や自然にのみこまれるとき
大きかったり広かったりするものや場所が好き。そこにぽつんと立って対象を見上げるときに起こる、孤独感と自分の小ささ故の解放感がたまらない。ぞっとするくらいさみしくて泣きそうで、でも自由。建造物は特に、そのものが経てきた時間を思って、愛しい気持ちになる。サグラダファミリアは永遠の推しです。
旅でのひととき
・空港で荷物を預けてから搭乗までのひととき
解放感と少しの不安でちょっとハイになっているあの時間。お土産屋とか意味もなくひやかしちゃう。無駄に早く空港に着いちゃって、ゲート前でだらだら時間をつぶすのも好き。夏は飛行機の離発着を横目に、高校野球を見ていた思い出。
・国際線でうつらうつらと映画を見ている時間
好きな映画の見方1位。周りの電気が暗くなるから画面も暗くして、いつの間にか寝てて……を繰り返しているの、けっこう好きです。国際線の飛行機の、今が何時かわからなくて現実感が薄れているあの空間、ファンタジーみがあって気にいっている。
・飛行機から沖縄の海の色が見えたとき
・沖縄の海を見たり泳いだりしているとき
ラブ沖縄。沖縄の海しか勝たん(言ってみたかった)。小さい頃から沖縄に連れて行ってもらっていたので、そのへんの海水浴場じゃ満足できない贅沢なからだになりました。青の色が違うのです。
・異国での散歩とおしゃべり
周りの人がほとんど日本語が分からない環境では、何を話しても内緒話みたいになるから、なんだか不思議で愛しい時間。本当は1都市に1週間くらいずつ滞在して、隅から隅まで、いろんな話をしながら歩きつくしたい。同じ理由で、日本でも、夜の誰もいない場所での散歩が大好き。あと旅先でわざわざ星や朝焼けを見に行く散歩も好き。
・知らない言語の街で佇むこと
大きいものや広い場所にいるときの感覚にも似ているけど、よりいっそう一人だなって思う。どうしようもなくさみしくて自由。海外はどちらかといえば、いろんなことを共有したいから人と行きたいけど、たまにふっと一人の時間ができて、静かな孤独を感じる瞬間が訪れると嬉しい。
とても長くなってしまいました。多すぎてもはやひとときとも言えないかもしれませんが、こういうのもありということにしていただければ……。
このお題、考えるのがとても楽しかったです。穏やかで優しくてとろっとした時間か、透き通るさみしさに包まれてしまう時間がどうも好きみたい。たぶん、生きてるなって一番実感するんだと思います。