仕上がってきた写真を見た瞬間、写ルンですはタイムカプセルだと思った。
わくわくしてシャッターを押した気持ちが、ほんの一瞬でよみがえる。島の空や海や光が本当に好きだと感じた、あの瞬間に戻ったみたい。
懐かしい色味の写真たち。初夏のキラキラしていた景色が表情を変えて、よりいっそう愛おしいものになった。
そんな訳で「島と写ルンです」スタートです。
視線を上げるとぱっと目に入った青。
デジタルで撮るよりずっとまぶしい。青空の色味がとんじゃうのかな?でも好き。
かっこいい教会。空とのコントラストがすっごくきれいだった。建物×空の写真はもっといっぱい撮っていきたい。
高台からのなんてことない景色。誰もいなくて時が止まったみたいだった。写ルンですだといっそうノスタルジック。
日島の海に恋をした。同じような写真が何枚もある。この青、この透明感。ずっと変わらないでほしい。
ドライブ終盤に立ち寄ったビーチ。ひとりぼっちで聞いた波の音を、今も覚えている。空も海も吸い込まれそうなほど広かった。
あ、好きだと思った瞬間を写ルンですで撮る。いろんな調節ができない分、一瞬の思いが写真に残っているようで。
今度の旅にも写ルンですを連れていこう。次は街や人も撮りたい。