pilchard's day

pilchard = 鰯 ノンストップで生きたいけどまぐろみたいに強くない鰯女子。

これは、ボクの勇気のハナシ。 『ブレイブ・ストーリー』宮部みゆき

実は年間数十冊は小説を読む活字中毒です。

今年は現在77冊。

ただ読むだけでも楽しいのですが、本が好きな人が増えたらもっと楽しいなーと思って、読書記事を書いてみることにします。

 

記念すべき一作品目は

ブレイブ・ストーリー宮部みゆき

角川文庫より2006年上中下の3巻で刊行。

アニメ映画化もされています。

 

宮部みゆきは私の中で正しくしんどい作家という印象があるのですが、今回も骨太で重たいストーリーとなっています。

主人公の亘は小学五年生。ちょっと理屈ぽいところもあるけれど、テレビゲームが好きなどこにでもいそうな子供。なんてことのない平凡な生活を送っていたある日、亘の父が突然、愛人と暮らすと家を去ります。あまりにも急な運命の変わりように動転する亘と母。亘は「こんな理不尽な運命を変えてやる」と、不思議な転校生美鶴に教えられた、運命を変えられる場所=幻界(ヴィジョン)に一人旅立ちます。

幻界に辿り着いた亘は勇者ワタルとなって水人キ・キーマ(トカゲっぽい見た目)やネ族ミーナ(猫)といった仲間とともに、宝玉を集め、願いを叶えてくれる女神様がいる運命の塔へ向かう冒険を始めました。先を進む魔導師ミツルの後を追って。

 

上巻ではほとんど幻界はでてきません。亘の性格、感情、理不尽な大人の世界、そんなものが丁寧に丁寧に描かれています。そして亘の同級生でありもう一人の旅人美鶴のあまりにも悲痛な過去にも触れられています。

正直にいうとこれだけでもしんどいです。宮部みゆき容赦無い。よくこれをアニメ映画化したなと思うレベルにもう重たい。ただ冒頭部分が詳しく書かれていることで、読者は亘に感情移入できやすくなるのだと思います。

 

続く中巻から下巻では勇者ワタルの波乱万丈な冒険とワタル・ミツル、そして幻界の運命の話になっています。

勇者になったはいいけれどゲームのようにすぐに心も体も強くなれるわけもなく、敵を倒してもお金も経験値も手に入れることはできない。ワタルはやっぱり亘のままなのです。一方ミツルは現世にいた頃からの優秀な頭脳を駆使して、大いなる力をもつ魔導師となりワタルの何歩も前を進んでいきます。

どんなに焦ってもワタルはワタルの正しいと思った道を信じて進むのみ。仲間と助け合い、幻界の人と触れ合いながら、喜怒哀楽をしっかりと感じて生きるワタル。ミツルもまた「現世の自分の運命を変える」という信念にのっとり、彼が正しいと思った行動を貫きます。

何を大切にするか、誰を大切に思うか、それらの心や感情をどのような行動にうつすか。この二人冒険はいつしか、残酷な運命の分かれ道につながり、悲しくもあまりに正しくて納得せざるをえないような結末が彼らを待ち受けます。私はミツルが愛しくなって胸がつまりました。そして宮部みゆきはやっぱり正しく、容赦が無い。異論を唱える隙もないけれど納得もしているけれど、あんなに感情移入させたくせに、そんな。みたいな気持ちがうずまきました。

 

これは、勇気と運命と二人の小さな旅人の話。

RPGが好きな人は同じくゲーム好きなワタルの目で見た、いきいきとした幻界をきっと好きになると思います。長編ですが、初宮部みゆき作品な人にもおすすめの作品。宮部みゆきの面白さと残酷さと正しさを味わえるシリーズです。

 

 

 

 

 

ガウディと150年間続く夢

ブログのアイコンを変えました

大好きなガウディ作・グエル公園のトカゲの噴水です。

これ口から水がでるようになっててめちゃくちゃかわいいのです。ちょっとたれ目なところも癒し系で好き。

というかグエル公園自体がかわいい。夢のような空間。

 

このモザイクタイルのベンチとか色といい形といい、きゅんとせずにはいられません。

 

 

純粋で不器用な建築家アントニオ・ガウディ

1852年生、1926年没、生まれも育ちもスペインカタルーニャ地方の生粋のカタルーニャ人建築家アントニオ・ガウディ

私はガウディがとても好きです。暇になったら昔いったガウディ建築の写真眺めてるし、サグラダファミリアには週一でぼーっとしに行きたいし、バトリョ邸やカサミラに住みたいです。雑誌や自分で撮った写真もよく眺めてます。

 

何がそんなに好きかっていうとあの独自の曲線使いまくりのデザインとか、豊かな色彩感覚とか細かすぎるサグラダファミリアの外彫刻とか、そういう見たままでわかるところももちろんですがその生き方、純粋さと不器用さに憧れと畏怖を抱いています。

 

特に死因となった路面電車にひかれるという事故の際、サグラアダファミリア建設にお金がかかりすぎてぼろぼろな服を着ていたため有名な建築家だったにもかかわらず、誰もガウディだとは気付かずに貧しい人向けの病院に送られてしまい、治療が遅れてしまったというエピソード。

天才建築家なのに亡くなり方があまりにも不憫。

目の前のことにエネルギーも資金も120%使い切る不器用さ。

私がタイムリープできるならありったけの丈夫で見栄えのいい服持っていくのに!!

 

18世紀を生きたガウディと夢を見る

だけど一番好きなポイントはサグラダファミリアの建築を通して、21世紀の今、まだガウディと同じ夢を見ていられるということ。

この教会は初代建築家がやめた後、1882年からガウディによって手掛けられているのでもう150年近く建設に時間を費やしていることになります。

それなのにまだこんなにもわくわくさせてくれる。

もちろん昔よりずっと技術もすすんで、ガウディの時代とは手法も違っています。スペイン内戦によって貴重な設計図が焼失して、厳密にいえば、「ガウディの」サグラダファミリアではないかもしれません。受難の門は現代の彫刻家のデザインだったりもします。

それでも、彼が夢見た景色を、時を超えてなお一緒に見させてくれるなんてとんでもなく幸せだなーと思います。好きを更新し続けてくれるのがすごい。好きな人の作品がこの世で進化し続けていく幸せ。

完成を共に見れないことが本当に悲しいです。

現在の完成予定はガウディ没後100年にあたる2026年。

本当にその時期に完成するかはわからないけれど、完成したら絶対絶対見に行くって決めています。

 

けっこう思い入れがあってきっと完成したら淋しくもなるんだろうけど、完成するまでは毎日頑張って生きて旅費ためてって1つの目標になっているのも事実。その日が来るのがとても楽しみです。

 


サグラダ・ファミリア、完成したらこうなります

 

こんな素敵なものを目の前にしたら何を思うのかな。

どうか無事に完成しますように。

新しいことを始める日

新しいことを始めるのに、とても勇気がいるタイプです。

はじめまして、yuと申します。

小心者で臆病で気になることは少しかじって、

周りの人が好きででも人に対するエネルギーはそんなになくて、

シンプルにあったかく生きていきたい人です。

Twitterもやってたりします。

y (@yjam026) | Twitter

 

旅行が好き、本が好き、ぼーっとする時間が好き、

内省しがちで内向的な自分を外向きにしたくて

つれづれと気の赴くままに書いていきたいと思います。

自分を知る、だけでなく、人をもっと知れるように。

 

ブログでやってみたいこと。

  • 読んだ本の感想
  • 日常雑記
  • 旅行記
  • 勉強ログ
  • 料理ログ

 

自分になにができるだろう、とか

考える前にまず1歩踏み出してみました。見切り発車いえーい。

働いて家事してさらっと過ぎる1日を少しでも

とどめておくことができますように。

願うなら、誰かの目に留まって心にひっかかることが

いつかできますように。

 

継続は力なり、なんて口に出すのは簡単で。

でもただ始めないと始まらないから。

なんとなく今日から。

どうぞよろしくお願いします。